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用途により種類を使い分けたり、施術者の技術力に合わせたマツエクグルーを選ぶ事でより良い施術を提供できます。
種類の違いごとに選び方のポイントを解説します。
マツエクグルーは空気の水分に触れるとホルムアルデヒドという刺激性の気体が発生します。
このホルムアルデヒドの発生が少ないマツエクグルーであれば刺激も少なくなります。
刺激が強いグルー程、持続力があり刺激の少ないグルーは持続力が弱いと言われています。
刺激と持続力どちらを優先するかがグルー選びの重要な基本となります。
万が一、施術最中や施術後にしみたり痒みや赤みを訴えるお客様がいた場合、皮膚にマツエクグルーが付いてしまっている時は、直ぐに施術を中止してお客様に目の周りをお湯で洗浄してもらい痒みや赤みが無くなってから後日施術させてもらいましょう。
洗い流した後に施術を続けると、皮膚に水分が残っている場合グルーのシアノアクリレートが反応して接着部分が白化する原因になります。
また皮膚が、グルーが付いた事によりダメージを受けている可能性もあるので数日は様子を見てからが良いでしょう。
揮発しているマツエクグルーの成分が原因と考えられます。施術を中止しリムーバーでオフして後日、低刺激グルーを用いて施術を行うか、窓を開けて換気をしながら揮発成分が滞留するのを防いで落ち着くか様子を見ましょう。
マツエクグルーによるアレルギーの可能性があるので、エクステをオフしたり専門医を受診して頂きましょう。
施術後、完全硬化状態になっていない液化してしまったグルーが肌についてしまうと皮膚が赤くなったり、まぶたが腫れたり、痒くなってしまう事があります。
またマツエクによるアレルギーの大半がグルーが原因とも考えられます。
グルーによるアレルギーは、接着剤が、硬化する際に発生するホルムアルデヒドが原因で、刺激を受け目がしみたり、痛みが出る事や、くしゃみ、鼻水が止まらなくなる花粉症のような症状も見られます。
低刺激であることが最大の特徴のブチル系グルーは、ホルムアルデヒドの放散量がエチル系グルーよりも少なく、刺激臭いも少ないです。
安全性が高く医療用レベルと認識されていますが、接着力が強力でない為、エチル系グルーより量を多めに取り、広範囲に付け接着面を広くして強度を高める必要があります。
アレルギーをお持ちのお客様でも、ブチル系グルーでマツエクが楽しめる場合もあります。
使用の前には、パッチテストを行いましょう。
エチル系グルーは、ホルムアルデヒドの揮発量がブチル系に比べ多い為、刺激が強くなるマツエクグルーですが、瞬間の硬化速度が速く、少量でもしっかり硬化する為上級者向けグルーとなります。
接着面が少なくても強度があるので、持続性に優れておりまた、仕上がりも綺麗より綺麗になります。
プロ用マツエクグルーの主成分はシアノアクリレートといい、強力で急速硬化性のある接着剤の一種で、シアノアクリレート系には性質の違いから工業用、一般用、医療ボンド用などの用途によって成分が異なり、マツエクグルーに使用されているのが【エチルシアノアクリレート】と【ブチルシアノアクリレート】になります。
この2種類は、持続性が高くまつげエクステ施術・まつげエクステ用グルーに使用できる成分のため、現在ではほぼ、エチル系グルーとブチル系グルーの2種類が販売されているグルーの大半を占めいています。
シアノアクリレートのデメリットは硬化の際にホルムアルデヒドという有毒成分が揮発する性質があり、その為目がしみたり、まぶたが腫れたり、アレルギー反応が出てしまうお客様もいらっしゃいます。
マツエクグルーはシアノアクリレートという医療でも使われる接着剤の主成分で出来ています。
その他に着色剤や粘度を調整する為の増粘剤が含まれます。
マツエクグルーは大きく分けて2種類のグルーがあります。
前述の持続力と低刺激は成分によって異なる物なのでこのエチルとブチルの違いを理解する事で両方を希望通りに施術できるでしょう。
エチル・ブチルの詳細はこちら 2種類の違いについて更に詳しく解説!
マツエクグルーには、その他の成分として、増粘剤と着色料などがあります。
増粘剤:アクリル樹脂成分を用いてマツエクグルーの粘度を調整します。このアクリル樹脂の成分が多いほど粘度が強くなります。
着色料:カーボンブラックを用いてマツエクグルーを黒く着色しています。
マツエクグルーに黒いものが多いのは自まつげの黒と馴染むように作られている為です。
弊社ではカラーエクステにも黒く着色されたマツエクグルーを使用する事をお勧めしております。
販売されているマツエクグルーには様々な硬化速度の物があり自分の施術方法と合うグルーを選ぶ事が取れにくく、スピーディーな施術へと繋がります。
主成分であるシアノアクリレートの割合が高い方が硬化速度が速くなり、シアノアクリレートの割合が下がるほど硬化時間が遅くなる傾向です。
施術に慣れているベテランの技術者は、高速乾のグルーでマツエクを接着することでより施術時間を短縮出来るメリットがあります。
まだ不慣れな技術者は硬化速度が遅め(3秒~)のグルーを使用する事で丁寧な施術や修正が可能なので技術が上がるにつれて、硬化速度の速いグルーへ移り替えて行くのが良いでしょう。
シングル | ボリューム | フラット | |
---|---|---|---|
隼─HAYABUSA─ | 0.5~1秒 | 1~2秒 | 0.5秒 |
Galaxy | 0.5~1秒 | ||
ブルーダイア | 1~2秒 | 2~3秒 | 1~2秒 |
Dia1 3EXトリプルエクセレント |
1~2秒 | 1~2秒 | 0.5~1秒 |
隼─HAYABUSA─ | シングル:0.5~1秒 ボリューム:1~2秒 フラット:0.5秒 |
---|---|
Galaxy | シングル・ボリューム・フラット:0.5~1秒 |
ブルーダイア | シングル:1~2秒 ボリューム:2~3秒 フラット:1~2秒 |
Dia1 3EXトリプルエクセレント | シングル:1~2秒 ボリューム:1~2秒 フラット:0.5~1秒 |
マツエクを付けてから自然に外れるまでの持続性は長いもので5週間前後です。
せっかく付けたマツエクを長く持たせたいと思うのはお客様も施術者も同じだと思います。
持続力が強いグルー程刺激があると言われているので、刺激に敏感でないお客様にはなるべく主成分のシアノアクリレートの配合割合が高いグルーで施術することをおススメします。
マツエクグルーは商品によって様々な粘度の物があります。
粘りの強いタイプは自まつげに絡みやすくなり、エクステを密着させやすくまた、スライド装着しやすいです。
粘りが弱くサラサラしているタイプは、硬化速度が速いので施術スピードが速くなります。
グルーの商品説明欄でよく見かける【200mPa・s】のような表記は数字が大きい程粘度が高くなります。
シングルラッシュには速乾性のあるサラサラした粘度低めのグルーが使いやすく、ボリュームラッシュは粘度があるグルーの方がファンを修正できるのでおススメです。
ボリュームラッシュ用のグルーも多数ご用意しております。
マツエクグルーは接着剤なので保存環境には注意する必要があります。
シリカゲルを入れたグルー保存専用アルミパックの中にグルーを立てた状態で入れてしっかり蓋をし、5~10℃の冷蔵庫で保管して下さい。
また、使用する30分~1時間前にはアルミパックのまま冷蔵庫から出し、常温に戻してからご使用下さい。
使用前には数10回程、ボトルを振りグルーの中の成分をしっかり混ぜましょう。
正しく保管する事で使用パフォーマンスが安定します。
また、マツエクグルーには使用期限があります。未開封の状態で3ヶ月~半年の商品が殆どですが、未開封の状態でもマツエクグルーは劣化しドロドロと粘度が出てきたりして固まる速度が変化してしまいます。
開封後は1、2ヶ月で使い切り、まとめ買いやストックはせずに使用する頻度に合わせて購入して頂くと鮮度の良いマツエクグルーを使用できると思います。
マツエクグルーを使用後は必ず口をティッシュペーパー等で拭き取り、しっかりとキャップを閉めてから保管しましょう。
施術の際は窓を開けたり、空調設備を使い十分換気をしましょう。
グルーが揮発する際に出るホルムアルデヒドは有害で目元がしみる原因になります。
種類が沢山あって何を使ったら良いか分からないグルーですが、技術レベルによって硬化速度の違うグルーを選んだり、施術するエクステの種類(シングル・ボリューム・フラット・バインドロック)でテクスチャーの違うグルーを使用しましょう。
グルーが目にしみるお客様には低刺激グルーでエクステを装着しましょう。
持続力か低刺激か硬化速度か重視するものによって使い分けることでお客様の満足度をグッと上げられます。
参考にしていただき、ご自身に合ったグルーを探してみてください。