美容室にマツエクを導入するなら！押さえておきたいポイントを解説glue type for salon

美容室でカラーやカットをしに来るお客様が一緒にマツエクやまつげパーマも受けられるアイラッシュサロン併設の美容室が増えています。
本編では、実際に美容室での併設サロンを運営するにあたりメリット、デメリットや必須事項について詳しく解説していきます。

需要が高まるマツエク(アイビューティー)の市場動向

ヘアカラーやカットとマツエク施術を併設している美容室が増加している理由は、アイメイクへのニーズの高まりといえるでしょう。
ホットペッパービューティーアカデミーの調べによるとマツエクやまつげパーマの施術をするアイビューティーサロンの女性利用者が2016年から現在まで右肩上がりで人気は高まる一方です。
男性のアイビューティーへの興味関心も高まっており、10代を中心に利用率もあがっています。
一度のマツエクやまつげパーマに支払う金額も上がってきており、近年では利用金額が平均5,000円を超えてきています。
髪の毛やネイルのように毎月の決まった美容習慣として定着しつつあるアイビューティーは個人サロンや専門店も多くありますが、美容室に併設されているとヘアカラーやカットと同じ日に施術が受けられ、お客様が通いやすくまた、アイビューティーのお客様がヘアカラーやカットのお客様になる事もあるでしょう。

美容室にマツエクサロンを併設するメリット・デメリット

まずはメリットとしてあげられる事をいくつかご紹介します。

美容師の免許を生かせる

美容師免許を取得している技術者で講習を受けている人であれば施術は可能です。
現在雇用しているヘアスタイリストの中から講習を受け技術を磨くことが出来ればアイリストとしても勤務ができます。
ヘアスタイリストがアイリストも兼任することでヘアのお客様も自分の好みを知っている美容師ならアイビューティでも期待して任せる事ができるのでアイビューティーの新規顧客に繋がりやすくなるでしょう。

サロン全体の売り上げが上がる

純粋にメニューが増えてこれまでのサロンでの売り上げにプラスでアイビューティーの売り上げが合わさるのでサロン全体の売り上げはあがるでしょう。
ヘアで常連だったお客様がアイビューティーに興味をお持ちになって自店で初めてマツエクやまつげパーマの施術を受けるきっかけになることもあります。

新規のお客様獲得につながる

これまで来店されていたヘアのお客様に加えてアイビューティーへ新規来店されるお客様も増えるので、サロンの認知度向上にも繋がります。
アイビューティーで常連になってくださったお客様がヘアも同じサロンで施術を受けるようになる事もあるでしょう。

デメリット

• 余程の余っているスペースがない限りヘアブースを減らして新設する必要があります。
• ヘアスタイリストが新たにアイリストとしての技術を取得するには練習が必要で時間がかかります。
• 美容室でマツエクサロンを併設する場合、専門店とは異なりお客様が快適に施術が受けられる環境作りが課題です。

美容室でマツエクサロンを併設する際に気を付けるポイント

マツエクの施術スペース・環境を確保する

保健所による美容登録のチェック項目に沿ってスペースを確保する必要があります。
現状サロンに空いているスペースが無い場合、ヘアの席の数席を無くし、個室のように間仕切りして確保しましょう。
パーティション等で区切る事も可能ですが、マツエク、まつげパーマを受けるお客様が快適に過ごせる為には完全個室のような空間の方が望ましいです。
なぜならば美容室はドライヤーの音やシャンプーの水の音、美容師とヘアのお客様の会話などが聞こえて来る為です。
マツエク、まつげパーマを受けるお客様の多くは施術中静かに眠って過ごしたいと思っています。そこで雑音や関係のない会話が聞こえてくると快適に過ごせる空間とは言えません。
また個室にする事でマツエクに使用するグルーなどの商材もより良い環境で保管できます。マツエクグルーは温度変化に弱くドライヤーの熱やパーマのヒーターによる熱は大敵です。
シャンプー台による湿度の変化にも注意が必要です。施術中もカラー剤やパーマ剤から揮発する成分によってグルーのパフォーマンスが落ちる事もあるので要注意です。
マツエクのスペースに換気扇や窓も必須です。マツエクグルーから揮発するホルムアルデヒドが空気中に多くなると目がしみたり刺激臭がしてお客様もアイリストも不快な環境になるので大事なポイントです。

施術者の確保

美容室に新たにアイリストを迎えるパターンと現在サロンに在籍している美容師がアイビューティー関連の講習を受けたり資格を取得して努めるパターンがあります。
既存の美容師が務める場合にはヘアの予約と被らないよう調整が必要であったり、ヘアの業務と並行してアイビューティーの練習もする事となるので技術の習得に数か月以上の長期間を要するでしょう。
しかし一人前のアイリストとして施術を開始したらヘアで指名のお客様がアイビューティーでも通っていただけるきっかけになる事が期待できます。
比べてアイビューティー専門のアイリストを採用すると既に必要な技術や知識が身についているので新たに教育などは必要なく専門的に行っている方がトレンドも抑えられ、最新の技法なども取り入れやすいでしょう。
ただし、従業員が増える事になる為人件費も増えますのでご自身のサロンにはどちらが合うのかよく検討しましょう。

マツエクメニューの導入で必要な物と予算の目安

材料と施術ベット以外の設備は美容室であれば殆ど揃っている物が多く1から開業するよりもコストが大幅に抑えられます。
ここでは材料について必要な物と予算について説明します。

• ツイザー　1本 ￥1,000～￥3,000
  エクステやまつげを掴んだり、テープを貼ったり剝がしたりする時に使用します。施術メニューや用途によってツイザーの種類を使い分けるので施術者1人あたり3本以上は必要になります。

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• エクステ（毛）　1サイズ ￥500～￥2,000
  エクステの長さやカール、カラーなど種類が豊富なほどお客様がデザインを選べるのでここは妥協せずに出来るだけ多くの種類を揃えましょう。

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• グルー　￥1,500～￥7,000
  エクステと自まつげを接着する為に使います。施術者の施術スピードや施術メニューによってグルーを使い分けましょう。

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• グルートレイ　￥100～￥2,000
  グルーを垂らしてエクステに付ける為の物で使い捨てからガラスや陶器のものがあります。複数試して使いやすいものを選ぶと良いでしょう。

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• リムーバー　￥300～￥2,000
  装着したエクステを外すための薬剤で強力なものや低刺激のものがあります。クリームタイプやジェルタイプなどテクスチャーも確かめてから決めましょう。

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• サージカルテープ／保護テープ　1巻 ￥100～￥200
  まつげやまぶたを固定する為に使います。低アレルギーのテープや低粘着で肌に優しい物などがあります。

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• まつげ美容液　1本 ￥1,000～￥5,000
  マツエクで自まつげが痛む事を心配する方に施術後塗布してあげたり、ホームケア用で販売するのも良いでしょう。

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• 前処理剤　1本 ￥700～￥1,500
  施術前にまつげやまぶたの油分を除去する為に使います。

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マツエクの施術に必要な最低限の材料の目安としてご紹介しました。

美容室でのマツエク施術にはヘアサロン仕様のグルーがおすすめ

ヘアサロンでのマツエクの施術にはヘアサロン向けグルーを使いましょう。
ヘアカラー剤やパーマ剤が気化して空気中に漂っています。この環境はマツエクグルーにとってパフォーマンスを発揮しきれない条件になるのです。グルーによっては硬化速度が変わってしまったり、粘度が増す事もあります。
なのでカラー剤やパーマ剤の影響を受けにくいヘアサロン使用のグルーをご紹介します。

ヘアサロン併設のマツエクサロンにぴったり

Blue　Dia　3,910円（税抜）/4,301円（税込）

シングルラッシュ・ボリュームラッシュ・フラットラッシュ、どのエクステにもオールマイティにご使用いただけます。
ヘアサロン中のアンモニアガス濃度によってグルーのセットタイムは変化します。ヘアカラーやパーマ剤の濃度が中～高濃度のヘアサロンにも適したグルーです。
持続期間：約4～6週間
粘　　度：250mPa・s
完全硬化：約2時間

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まとめ

ヘアサロンでマツエクを導入するメリットやデメリットを解説してきましたがいかがでしたでしょうか。
単にアイビューティーメニューを追加するという訳ではなくアイビューティーサロンとしても人気で顧客満足度の高いサロンを目指しましょう。

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